音盤窟レコードでは、シングル盤等よりデジタル化した音源をYouTubeへあげていっています。

BASE店で取り扱っている商品もあれば、ライヴ音源、未発表音源、インタビューなど様々、

趣味と実益を兼ねた、個人的なアーカイブ・プロジェクトです（笑）そんな大層なもんじゃないですが...

作詞:石原慎太郎/作曲:三保敬太郎

c/w ぼくらのでっかい袋　/ ビクター (1965) SV-236

1965年、初代ジャニーズのバックをスパイダースが務めた3rdシングル。

スパイダースはこの後すぐに1stシングル「フリフリ」をリリース。同時期の音源となります。

初代ジャニーズといえば、ジャニー喜多川さんの野球チームから選抜された4人組。

当初、新芸能学院（現・名和プロダクション)所属でしたが、渡辺プロダクション(ナベプロ)から

ジャニーズ事務所創業へと至る。最初はただただミュージカルをやりたいだけの集まりだったのでしょう。

スパイダースといえば、当時はホリプロ所属(66年に独立、スパイダクション"田辺エージェンシー"設立)

つまりこのシングルは、ナベプロ＋ホリプロ＋ジャニーズという合体技で生まれてるわけです。

どんな経緯でそうなったのかは分かりませんが「日劇ウエスタンカーニバル」もありましたし、芸能界がまだ混沌とした戦後・興行流れの時代だから成立できたのでしょう。

この曲は、日本版ウェストサイド物語ミュージカル『焔のカーブ』（脚本:石原慎太郎、主演:北大路欣也）その劇中歌となります。

作詞が石原慎太郎、作曲の三保敬太郎は後の「11PM」タイトル曲の作曲者、ジャズピアニスト。おそらくレーシングドライバーの福澤幸雄(8人目のスパイダース)との交友関係や「キャンティ」の絡みで、演奏をスパイダース がすることになったのではないでしょうか。

c/w 逆光線 / SEE-SAW (1977) W-5

チャーのメジャー3rdシングル。2nd「気絶するほど悩ましい」をひきずるA面阿久悠が作詞。

B面を推しました。（というよりヒット曲はすでにyoutubeにあるので避けました）

若干16歳、天才ギタリストは数々のスタジオ・ミュージシャン仕事をこなして、伝説の"スモーキー・メディスン"を経て、76年プロ・デビュー。歌謡ロック路線の時期、B面曲はきっと好きにやらせてもらえたんじゃないのか、と。

そんなわけでヒット曲の裏面が実は面白いんじゃないのか（というよりは、すでにある同じ曲を出すよりは無い曲を）

B面推奨路線で進行していきます！

この二枚は近日BASE店に追加予定です。

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