2017/07/09 18:20


「音盤窟」という屋号は、実際ずいぶん前から使っていた。
1997年12月から2003年辺りまで、下北沢の片隅でやっていた「HERE SCENES(ヒヤシンス)」という中古盤屋でのコトだ。
冠に「音盤窟ヒヤシンス」てやっていたのだ。
一応、真剣に取り組んでいたのだったが、楽しみを追求していく過程で、レコ屋が飲み屋になり、その飲み屋も数年前に廃業してしまった。
僕は夢を二つも叶えてしまったコトになる。
レコード屋さん、飲み屋さん、そのどちらもやりたかったコトだった。
そうして、ふと、喧騒の日々から遠去かり、静寂の日常へと戻ってみると、妙に落ち着かない。
伴奏が欲しくなってくるのだ。
僕は、ただ喰っては寝てを繰り返すだけの機械ではない、映画を観たり、本を読んだり、笑ったり、酒飲んだり、音楽に埋没したり、そうした同伴者が必要なのであった。
なによりも、音楽は、かけがえのないものだ。他の人は、どうなのかは知らないが、僕にとってはいつでも手を伸ばせば、そこに音楽が在った。
レコードについて再考する時間が、どんどん積み重なってひとつの層を為すと、たまらずそれを積み上げたくなった。
youtubeに音源をアゲ始め、Instagramに写真を載せていくと、レコ屋巡りも楽しくなり、いやむしろ僕が、日々姿を消していく中古盤屋という昭和の遺物を記録していかなければという使命感(大手のレコ屋さんはまた別)、ノスタルジーも相まって、大いに盛り上がるのである。

いい時代になった。無料で、こんなネット販売を、気軽に興せるのだから。
なるべく内容を重複しないようにしなければと思うのだけど、やってる人同じだからさ、
ところでBASEはやっぱりハンドメイドの人がたくさん居て、その方が向いているように思う。
こういった中古盤を載せてる人は、ほとんど居ないだろうが、えいままよ。
今後とも、どうぞお見知りおきを。

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